金持ちvs.貧乏人

  • 投稿日:
  • カテゴリ:

今夜の「踊る!さんま御殿!」のテーマは、金持ち芸能人と貧乏芸能人スペシャル。出演者の貧乏人と証する芸能人は、 現在貧乏だということではなく、貧乏な家庭に育ったということである。育った環境によってはぐくまれた考え方や行動規範は、 長じて裕福になったとしても変わらないということを示している。貧乏人側ゲストに又吉直樹と博多大吉がいた。

又吉が、水を買って飲むのには抵抗があるという。さんまは「俺たちの世代はそうだが又吉もそうなのか」という。さんまよりも上の世代には、飲み水を買うという発想はない。井戸の水や水道の水をそのまま飲むことに慣れているからだ。金持ち芸能人のゲストたちは、水道水をそのまま飲むという発想がない。

大吉は、「たぶんほかの方もそうだと思うのだが、貧乏人は舌が肥えていないので、なんでもおいしいと感じる」という。又吉も同意見で、最後のコメントで、「今飲んでいるのがアイスティーかウーロン茶か、どっちか分からない」と又吉・大吉が二人そろって言う。半分ジョークかもしれないが、言い得て妙である。

金持ち芸能人ゲストの一人は、話題のセレブ大学生「SHOUTA」。一日に800万円の買い物をしたという、超格差を代表する金持ちの感覚と行動に毒されている。大吉は言う。「買うものの上限というのがある。Tシャツは高くても1980円、Yシャツは5000円、ジャケットは5万円・・・。」 そのときSHOUTAが着ていたTシャツの値段を聞くと、ブランドものの7万円!金銭感覚は30倍以上だ。

格差社会の縮図を見ているような気がした。格差とは、たんに所得や消費レベルの話だけではなく、 その金銭的な感覚の違いが桁はずれなことでもある。金持ち芸能人の女性ゲスト二人は、平沼ファナ(29)と葉加瀬マイ(29)。平沼ファナって名前から、ハーフかなって思ったら、やはり父親が韓国人(不動産業)で、本人はたんなるギャル系の読者モデルだった。"葉加瀬"という名前は珍しいので、ヴァイオリストの葉加瀬太郎の娘かと思ったが、まったく無関係だった。いわゆるグラドルだった。

SHOUTAも平沼も葉加瀬も、自分で金持ちになったのではなく、たんに裕福な親のもとに生まれたというだけで、悪く言えばいい大人になっても親のすねかじり(ファナは月々100万円)で、大金持ちの生活をしているだけだろう。お金が途絶えればどんな人間になるのか?