ブランド総合研究所が、47都道府県と全国1000の市町区村を対象に、認知、魅力、情報接触、観光意欲、居住意欲など合計77項目について調査 した。最も魅力的な市は3年連続で函館市。2位京都(3)、3位札幌(2)と続く。括弧内は2015年の順位。都道府県別魅力度では北海道が8年連続で1位。最下位は4年連続で茨城県。
ワースト3県は、47位茨城県(47)、46位栃木県(35)、45位群馬県(45)の順で、奇しくも北関東3県になっている。話題性に乏しかったり、情報発信力が弱かったりするのかもしれない。それとも見るべきものが少ないのかな?
「都道府県ランク最下位はウソ?茨城県の素敵過ぎる観光スポット20選」という記事があったが、他県にもあるもの(花火大会2件、海浜公園、吊り橋、水族館、海岸、桜堤、滝2件など)が多すぎるようだ。訪ねてみたいと思うのは鹿島神宮、袋田の滝、水戸偕楽園くらいしか思い浮かばない。
栃木県も、すぐ思いつくのは日光、那須と宇都宮の餃子くらいである。「魅力たっぷり This is 栃木」という栃木県の案内があるが、これを見ても魅力を感じるようなことはない。「各地の魅力発見!!」で写真がスライド表示されるが、いちご、そば、かんぴょう、牛乳など、いわゆる特産品の紹介だ。
群馬県もまた、すぐに思いつくことが少ない。「群馬の魅力・観光」というサイトがあるが、県外の者が魅力を感じそうな情報が一見して分かるようになっていない。「ぐんまがいちばん!」という小冊子は、時代遅れのpdfファイルしかない。県外から見る視点がかけているようだ。私が思いつくのは、草津、万座、水上といった温泉とスキーの町である。
もうひとつの北関東に埼玉県がある。ことらも"ダサイタマ"などと失礼な言い方があり、県民も認めているようなところがある。昨年は46位だったが、今年はランクを上げたが39位に留まっている。「秩父」には魅力を感じるが、埼玉県に結びつかない気がする。