昨日、MagicTVガイドを見ていたら「浮世絵ツアー」というのがあった。浮世絵は、江戸時代の旅のガイドブックの役割を果たしていた。浮世絵をたよりに中山道の名所を訪ねようという番組だ。交通機関を使って目的地まで行き、あらかじめ予定した名所をレポートするのであろう。5月19日と6月2日に、京都~長野、長野~東京に分けて2回放送される予定だ。ぶらり旅の参考にしよう。
この5年間に横浜~奈良の移動時に途中下車して歩いたときに撮った写真を年月日順に整理してWebサイトにアップしている。写真ファイルの管理が中心だが、少しずつトピック別に整理する予定だ。MT6ブログツールを使うと、カテゴリーやタグ付けでトピック別に閲覧できる。東海道線、中央本線など路線別と、横浜近郊、大和路といった地域別に整理しつつあるが、木曽路、甲斐路、東海道53次といった昔の街道別に整理しようとも考えている。
これまで無目的に途中下車の歩き旅をしてきたので、いざ街道別に整理しようとしても写真や情報がバラバラである。青春18キップを利用した普通列車での移動と途中下車が中心だったが、気がついたら数百箇所を訪ねていた。横浜~奈良の間では途中下車したい駅がなくなってきた。親の介護や見舞いのために移動する必要がなくなった今、歩きたい場所を選んで計画的に訪ねようと思っている。
中山道の宿場を順に訪ね歩く・・・ということに興味がある。ネットを見ると、東海道53次の本陣跡を探しながら東京から京都まで一ヶ月近くかけて歩いた人や中山道の宿場や一里塚をたよりに歩いた人などがいる。東海道はローカル線で数十回移動したが、歩きたい場所はそう多くない。53次の宿場はほとんどなくなっており、旧東海道の面影もほとんど失われている。中山道も市街化したところが多いが、木曽路あたりは自然が多く残されているので、東海道よりも歩き旅に向いているかもしれない。
そんなことを思いながらちょっと下調べをしたら、旧街道(江戸時代の五街道と脇街道)を歩いた人がたくさんおり、Webに旅の記録を残していた。ある人は、中山道を3年近くをかけ、実質44日で踏破していた。歩数は116万歩(一日平均22700歩)、812kmを歩いている。宿場跡や一里塚を探し、写真を撮りながらだから日数がかかっている。ただただ歩くだけなら、135里余(約534km)を数週間で歩けるのかもしれないが、そんな旅には興味がない。
この中山道を44日間で探索した人は、五街道をすべて歩き、20近くの脇往還、歴史街道も歩いている。宿場ごとに写真と文で記録を残してくれているので、歩き旅を計画するのに大変役立つ貴重な情報になる。これまでと同様、歩くのが目的ではないので、美しい自然と歴史をのんびり訪ねる旅をこれからもしたいと思う。.