二宮尊徳

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二宮金次郎といえば、昭和世代の人間は、写真のように薪を運びながら本を読んでいる像を思い浮かべる。 かつては全国の小学校に、質素倹約や勤勉さの象徴として建てられていた。 しかし、1980年頃から、教育方針にそぐわないとして撤去されるようになったそうだ。

テレビを見ながら、音楽を聴きながら、最近ではスマホを見ながら~ほかのことをするのは禁止すべきだという風潮から、 「歩きながら本を読む」金次郎像が、子供たちに悪影響を及ぼすという意見があるからだ。

  • 戦前に全国の小学校に建立されたが、老朽化などに伴い各地で撤去がすすんでいる
  • 「児童の教育方針にそぐわない」との意見もあり、市教委は補修に難色を示している
  • 努力を尊ぶ姿勢は受け継ぎたいが、子どもが働く姿を勧めることはできない
  • 「歩いて本を読むのは危険」という保護者の声も

新しく作られる金次郎像もあるが、いくつかの小学校では「坐って本を読む」金次郎像になっている。

豊川小学校
神奈川県の小学校
栃木県の小学校
坐っている二宮金次郎像には賛否両論がある。 坐像の制作者や学校側の言い分は、勤勉は時代にそぐわない、金次郎も坐って本を読んだはずだ、 子供が真似をして歩きながらスマホを使うのは危険だ~という。 一方、SNSでは批判が続出している。歴史をゆがめるとの怒りの声があり、 ながら族がダメだと教えるのは学校の先生や親の努めだという意見だ。