腰痛

腰痛に悩む日本人は1400万人!30年、50年もの長きにわたって悩まされてきた人もいるという。それが寝返りを打てるように訓練することで治ったという。これは今年8月に発表された東大病院の論文で明らかにされた事例である。

寝相の良い人は腰痛になりやすい

2015年に発表されたデータでは、一般人の寝返りの平均回数は一晩で24回。ところが腰痛で悩んでいる人6人の寝返り回数を調べると、

仰向けに寝た状態では体重の4割が腰にかかる。すると腰周りの血流が低下し、深刻な酸欠状態を引き起こす。筋繊維が炎症物質を放出し、これが痛みになる。さらに腰の骨が沈み、痛みに敏感な靭帯を圧迫する。寝返りが少ないと、このふたつの痛みが起こり、特に朝起きたときにつらい腰痛が起こる。

日中にコリをほぐしてみたり、ストレス発散のために運動をしても、寝ている間に腰痛をつくってしまったら元のもくあみで、腰痛がぶり返すことになる。では、どうして寝返りが少ないのか?

全身の筋肉が硬いからである。寝返りは全身運動なので、筋肉が硬いと寝返りを打てない。腰痛の人は腰をかばうためにほかの筋肉も硬くなってしまう。だから寝返りが少なく、それがまた腰痛を引き起こすという悪循環に陥っている。

寝返りを増やして腰痛解消

NHKガッテンに腰痛を解消するための4つのストレッチ方法と快眠枕の作り方が紹介されている。