100年前にアインシュタインがその存在を予言し、世界の研究者が観測を目指していた「重力波」がついに観測されたという。今月11日、アメリカの研究チームが初めて直接観測することに成功したと発表した。 重力波の観測は、光や電波では見えなかった宇宙の姿を探る新たな天文観測の幕開けとして、ノーベル賞級の成果と位置づけられている。
2月21日の「サイエンスZERO」でこのニュースが取り上げられた。重力波は、ブラックホールなど質量の大きな物体が動く際、周りの時間と空間がゆがみ、そのゆがみが波のように伝わる現象だ。アインシュタインが一般相対性理論で予言した数々の事象のうち、最後に残されたもので、観測できたらノーベル賞級と言われてきた重力波。その発見の舞台裏と成果に迫る! 出演者 【ゲスト】東京大学宇宙線研究所准教授...三代木伸二