心と脳の白熱教室

初回放送日:2015年8月14日 再放送:2016年1月29日
自宅サーバ http://192.168.0.5/tv/etv/hakunetsu/oxford2/

自分はなぜこんなに後ろ向きなのか。あいつはなぜあんなに前向きなのだろう。最新科学で性格の悩みを解き明かすとともに、実践的な性格改造に挑む特別講義。

物事の捉え方によって楽観的になったり悲観的になったりする。心理学者はこれを認知バイアスと呼んで研究している。判明している代表的なものは帰属の誤り、注意、解釈、記憶のバイアスである。楽観主義になるか悲観主義になるかは、認知バイアスに左右されている。

脳は恐怖と快楽のバランスをとるようなメカニズムになっているが、恐怖のシステムこそがプロセスの真の出発点である。それが注意バイアス、解釈バイアス、そして記憶バイアスの発達につながっていく。悲観主義が楽観主義よりも重要とみなされる職業がある。外科医、癌の専門家、パイロットや航空管制官などはうまくいきそうなことよりも起こりうる危険や悪い可能性に思いを馳せることが求められる。
オックスフォード大学教授...エレーヌ・フォックス,心理学者...ケヴィン・ダットン

内村鑑三 HOME