唐古・鍵遺跡

弥生時代の環濠集落遺跡を見学した。吉野ヶ里遺跡と並ぶ代表的な弥生遺跡で、遺跡全体の広さは42ヘクタールに及ぶ。東方はヤマト政権の発祥地であり、北東に若草山、南東に三輪山を望む。大和盆地のほぼ中央に位置する。弥生時代前期から古墳時代の遺物が発見されている。

猛暑が終わり、ここ数日は雨模様の天気だった。今日の天気予報は晴れ時々曇りだったが、時々雨が降った。午後3時になって買い物がてら自転車で出かけた。晴れ間ものぞいていたので麦藁帽子をかぶり、首にタオルを巻く。農作業をおっさんの姿だ。

曽我川、飛鳥川の堤を走ると、川筋を流れる風に吹かれ心地よいが、立ち止まると湿気が高いため汗が噴き出てくる。幸い雲が多く、熱射病になる危険はない。明厳寺(大和で最初の浄土宗の寺で、百済寺六房のひとつだった)から東へ300m行くと飛鳥川で、堤防沿いに"奈良クル"のサイクリングロードが走っている。

曽我川と飛鳥川は下流で一つになり、大和川(上流は初瀬川で、纏向遺跡、大神神社、長谷寺に通じる)と合流する。合流地点に広瀬大社があり、川を挟んで北側に斑鳩の里(法隆寺)がある。"奈良クル"の代表的なコースで、法隆寺と橿原神宮・飛鳥を結んでいる。このコースは何度か走っている。近鉄田原本線の線路を超えて思い直し、250mほど引き返して進路を東に変えて、唐古・鍵遺跡へ向かった。

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