昨夜、小海線・甲斐小泉駅から徒歩20分のところにあるペンションに泊まった。今朝は快晴で心地よい散策を楽しんだ。まだ夏真っ盛りだが、標高1000mの高原の空気は澄み気温も低く湿気もないため爽快である。大きなひまわりが咲いていた。その近くにはコスモスが咲いている。南アルプス、八ヶ岳連峰を眺めていると、登山に熱中した若かりし頃を思い出す。
一番長い登りだった黒戸尾根もくっきり見えた。一般的に登りは4~5時間のところが多かったが、黒戸尾根は森の中をただひたすら登る道で8~9時間を要した。甲斐駒の南方には3000m級の峰々が連なっているが、標高1000mくらいの八ヶ岳南麓からは見えない。見えているのは鳳凰三山かその手前の山々だろう。
八ヶ岳連峰の赤岳も見えないがその南側の三ツ頭と網笠山の斜面がよく見える。八ヶ岳も南アルプスもそれぞれ数度登った。何十年も昔の話だが、いまも鮮明に覚えている。20代の頃の原風景を眺めている気分になる場所である。
ペンションから高川に沿って上流へ遡ると三分一湧水にたどり着く。そこは昔別荘地探しで来たときに何度か訪ねているお気に入りの場所である。