ドクターX

テレビ朝日「相棒」が再放送されていたのでときどき録画して見ていたが、今日の同じ時間帯では「ドクターX(自宅サーバ)」が再放送されていた。一昨年、この番組が好きだという妹に教わり、始めてみた。確かに爽快で面白かった。再放送は一昨年のシリーズだった。その中で今年夏に新しいスペシャル版が放送されるとの案内があった。

番組ホームページをみると、黒幕役にビートたけしがでる。冒頭から女性衆議院議員(岸本加代子)の路チューがあったり、決めセリフ「失敗しないので」ではなく、「失敗したので」と大門未知子がいったり、風の強い金沢の断崖での撮影があったりで、面白そうなので録画予約した。

2016年7月3日(日)900~2310放送である。過去の放送はどんな内容だったのか?興味が湧いた。各シリーズのホームページが残っていた。

中園ミホ

脚本は中園ミホさんだった。代表作の中には、過去にその一部を見た番組もあった。Wikiによれば、中園は「権力にすり寄らず、自分の足で立ち、自分の考えで動く人」をいい女と考え、「女性たちの生の声を聞き、それを描いて、彼女たちを応援する」ためにドラマを執筆していると語っている。まさに大門未知子が、彼女の理想とする女性なのだろう。女性に限らず、男性もそうあってほしいものだ。権力に迎合する男が多いのは困りものだ。

また、こんな話もある。『ハケンの品格』の脚本を書くにあたっても数多くの派遣社員の実態を取材したため、派遣社員の実態に同情的である。2007年11月12日に放送されたNHKスペシャル『1000人にきく ハケンの本音』にゲスト出演した際には、同じくゲスト出演し、隣に座っていた奥谷禮子の「派遣社員は幸せである」との、派遣社員の実情を無視した断定的意見に対し、「この(座席)間に大きな川が流れている(=埋め難い見解の相違がある)ように思える」と述べた。私もたまたま見たが、派遣会社を経営する奥谷の発言には違和感(耳を覆いたくなる嫌悪感)を感じ、こんな経営者がハケンの問題を生んでいると思った。

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