山下清「長崎風景」

超絶技巧の貼り絵『長崎風景』、円熟期40代の頃の作品。山肌は木を植えるように、町は地図を作るように、家は一軒一軒作るように、1~2ミリにちぎった色紙を貼り、多彩な色で圧巻の海を作り出している。緻密な計算と天才の秘密が明らかに!下絵もないのに、見事な色彩を生み出した。山下清が風景の先に見ていたものとは...。

恋する百人一首 HOME