伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう、正徳6年2月8日(1716年3月1日) - 寛政12年9月10日(1800年10月27日))は、江戸時代中期の京にて活躍した絵師。写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」。
明治以降一般には忘れられがちな時期もあったが、昭和45年(1970年)に辻惟雄の『奇想の系譜』が出版されて以来注目を浴びるようになった。 1990年代後半以降その超絶した技巧や奇抜な構成などが再評価され、特に、アメリカ人収集家ジョー・プライスのコレクションにより飛躍的にその知名度と人気を高めている。
生誕300年を記念して開催される「若冲展」(東京都美術館)では、初期から晩年の代表作品が集結。もともとセットだったと言われる「釈迦三尊像」(3幅)と「動植綵絵」(30幅)の33幅などが公開される。