鎌倉古道の上道が走っていたと思われる泉区を歩いた。横浜市営地下鉄・湘南台駅で降りて東に向かい境川を越えると泉区である。北にある緩やかな丘陵地帯を縦断して、いずみ中央駅経由で立場駅まで歩いた。
湘南台駅から東に向かい境川を越えると東泉寺がある。ここから北へわずかながら緑地が残っている。宅地開発で昔の面影はほとんど失われたがごく一部に古道らしき里道が残っていた。
GPX実測 12.4km 歩数計 24746歩 Google地図 http://goo.gl/Mxb8oX


相鉄いずみの線を越えると森があった。その中の道がないかと探したが私有地に阻まれ見つからなかった。いったん南に下りゆめが丘駅でまた西に向かった。住宅はなく畑が続いていた。東泉寺から北に延びている県道に出る。境川に並行した道で、旧鎌倉街道・上道が走っていたのだろう。ごく一部にそれらしい里道があった。
県道を避けてひとつ西側の道を歩く。10分足らずのところに大きな長屋門があった。案内板があり読むと、「郷土の俳人 美濃口春鴻(みのぐちしゅんこう)」の説明だった。江戸時代中期(18世紀半ば)の俳人だそうだ。実家はその地域の名主だった。いまの子孫が住んでいるという。長屋門を入ると広い庭があった。案内を請うたが留守だった。(つづく)