大和にいる間にもう一度満開の又兵衛桜を見に行こうと思ったが天候不順のため断念した。青春18きっぷが三日分残っていたが、所用があり出発が遅れたため一日分が無効になり、一泊二日で横浜に移動することにした。万葉まほろば線~関西本線で名古屋に向かった。奈良では桜が散ってしまっていた。山間の笠置駅でも葉桜になってしまっていた。それでも関西本線に乗って車窓の風景を眺めるだけで楽しかった。
鉄道遺産群の写真が掲示されている加太駅で途中下車した。鉄道遺産十数点の写真と説明があったが、それらがどこにあるか分からなかった。次回までに調べておこう。駅周辺は標高が170mの山間にあり気温が低いためか、まだ桜が咲いていた。今春最後の桜見物を楽しんだ。これといった名所旧跡はないようだ。駅舎を出て右へ行くと線路を挟んで山側に神福寺があった。その裏山を登ると鹿伏兎(かぶと)城跡がある。
鹿伏兎城は、鈴鹿川一帯を支配した関氏が南北朝時代に築いた城。264mの山頂に土塁、石垣、井戸が現存し往時の面影を残している~と案内板に書いてあった。登山道、城跡は未整備のため通行注意。今回は雨のため登らなかった。次回に登ってみたい。
1時間後に来た列車に乗る。亀山で乗換えだ。JR西日本とJR東海の境界駅なのでかならず乗換えになる。駅から徒歩20分の所にある亀山公園は桜と紅葉の名所でもある。過去2回訪ねた。桜の季節に行ったことはない。今回もすでに見ごろは終わっていた。
名古屋市内のホテルはアパも東横インも満室だった。尾張一宮の東横インに空き室があったので予約した。真清田神社に参拝した帰り、参道の途中にあるうなぎ屋で夕食をとる。これまでは浜松まで移動してうな重を食べるのだが、いつも行っていた店がなくなってしまったので名古屋からわざわざ西へ移動した。真清田神社は昨年夏に始めて訪れ、今回で三回目だ。参道はたくさんの鯉のぼりで埋まっていた。