※長谷寺~大神神社~畝傍・八木町 総歩数 23738歩

長谷寺
ぶらり旅をはじめてから三度目の長谷寺である。夏の長谷寺は初めてだった。近鉄の駅に花便りの案内があり、長谷寺は「16日-あじさいが身頃」になっていた。標高がある山間だから遅いのかと思ったがそうではなかった。6月16日のことだった。この暑さでほとんど枯れていたが、数箇所に色鮮やかな紫陽花が咲いていた。仁王門手前の小さな池には蓮の花が咲いていた。南禅寺でも蓮が咲いていたが、今が蓮の季節なのだと知った。寺院に蓮の花は似合う。
今朝は7時に出かけた。最初は、香具山に登って南側に下り、天岩戸神社に行こうかと思った。ところが太陽が顔を出すと日差しが強くなった。これでは香久山駅からアスファルトの車道を30分も歩くと熱射病になりかねないと思ってやめ、そのまま長谷寺駅まで行った。紫陽花の長谷寺の案内ポスターを思い出したからだ。長谷寺なら標高があり山間で木々があるから直射日光を避けられる。
7時40分に長谷寺駅に着いた。長谷寺まで徒歩15分もかからないが、車道を歩くと汗が噴く出してきた。 仁王門をくぐると399段の登廊がつづく。段差が小さいので坂道を登る感覚だ。繋堂に着くと、きれいな緑の光景が目に入る。石段をまっすぐ登ると開山堂経由で本堂に出る。右手の二つ目、三つ目の登廊を一気に登る。汗だくになってしまったが、本堂に着くとさわやかな風が吹き気持ちがよかった。
蔵王堂の横に紀貫之の歌碑がある。
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほいける」