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鞆港 14:40発~(船)~千光寺 15:30着

福山からのバスを鞆の浦バスセンターで降りると目の前に土産物屋(兼)観光案内所があった。「尾道~鞆航路」の張り紙が目に入った。運航日は土日祝日のみで、鞆港発は午前11時と午後2時40分だ。鞆の浦見学後また福山に戻るのも芸がないので、この日は青春18きっぷを使わず尾道まで船で行くことに決めた。

気まぐれで連絡船に飛び乗ったのが幸いして「仙酔島」を知ることになった。ハイキングコースに興味を惹かれた時点で11時の船は諦め、14時40分の船にしようと決めた。6時間余りの余裕があったのでのんびりできた。

鞆の港には14時に着いた。歴史散歩をするだけの時間的余裕がなかったので港の周辺だけを30分ぶらついた。旅を終えてから知ったのだが、鞆の浦は瀬戸内海国立公園の中心部にあり、日本で最初に指定された国立公園のひとつだ。古代から瀬戸内海航行の要衝地で、行き交う船が潮待ちで鞆の浦に寄航し、朝鮮通信使もここに滞在することが通例だったという。戦国時代末期には、信長に追われた足利義昭がここで暮らしたこともある。江戸時代の建築様式をいまに伝える家屋も残っているとTV番組で見た。いずれまた訪ねたい土地になった。

定刻にクルーザーが入港した。どこからともなく乗船客がきたが、私のほかに四組しかいなかった。これで採算が取れるのかと心配になるが、個人的には乗客が少なくて静かなのは歓迎だ。船旅は2年前の知床半島クルージング以来だ。5月だというのに凍えるような寒さだったのを思い出したが、ここは暖かい瀬戸内海だ。風が強いがデッキにでて写真を撮りながらクルージングを楽しんだ。


白波を立てて突き進む船の旅は楽しい。結構スピードが出るのでデッキにいると風が強い。ときどき船室に入るが、「まもなく右手に阿伏兎観音堂が見えてきます」、「横島と百島の間に見えるのが因島、村上水軍の本拠地でした」、「右手に造船所が見えます」、「まもなくしまなみ海道の橋をくぐります」~とガイドの話を聞いてはデッキに出て写真を撮るので忙しかった。退屈することもなく約50分の船旅が終わった。

尾道市内の高台に千光寺公園があった。小高い山を見ると登りたくなる習性がある。終点の尾道のひとつ手前の船着場で下船した。ほかにはだれも降りなかった。午後3時半を過ぎていたのでその夜の宿を探した。このさいさらに西へ足を伸ばして広島に泊まることにした。APAホテルを確保できた。

尾道18:44発~広島20:15着

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