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鳥取砂丘

日本で砂丘といえば、だれしもが鳥取砂丘を思い浮かべる。ほかには、50年前の「砂の器」のロケ地として有名になった浜岡砂丘の名前が浮かぶくらいだ。鳥取砂丘を訪れるのは、学生時代にテントを担ぎ、野宿をしながら山陰地方を旅した時以来である。当時は野原を見つけてテントを張っても許される時代だったが、いまは規制が厳しいそうだ。

一昨日に横浜を発ち、沼津宿、島田宿~金谷宿を歩き、昨日は佐和山城址に登った。その足で京都~福知山経由で何回か乗り継いで、鳥取まで来た。今回は亡き友人の墓参りが目的だったので、途中下車の旅はあきらめ、鳥取まで直行した。ただ、乗換駅だった園部、福知山、豊岡では乗り換え待ち時間が許す範囲で駅周辺を歩いた。一本遅らせてまでどうしても見たいと思うところはなかったこともあるが、山陰本線の本数が少なく、昨日中に鳥取に入るためには道草を食っている余裕がなかった。

友人が眠る墓は、彼の生まれ故郷である智頭にある。長年一人暮らしで、急逝した。故郷在住の兄嫁が上京し彼の遺骸を引き取って、智頭にある菩提寺に葬った。墓参りをしたい旨を電話で伝え、今日の午後に訪ねることにしていた。

天候は曇り時々雨。小雨がぱらつく程度だったので砂丘を見に行った。バスで30分ほどで砂丘センター展望台に着いた。西方に海と砂丘を眺めることができた。南北2.4キロ、東西16キロに広がる。観光可能な砂丘としては日本最大で、山陰海岸国立公園の特別保護地区であり、国指定の天然記念物でもある。


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