12月29日午前6時起床。晴れ。気温5度。那智駅0716発~新宮0734着。新宮駅から浮島の森経由で熊野速玉大社に詣でる。帰り道に新宮城址(丹鶴城)に登る。良い天気に恵まれ、城址で1時間以上のんびり過ごした。のんびりしすぎて電車を一本逃して2時間待つ羽目になったが、午後2時に大泊到着。松本峠超えの熊野古道を歩き、鬼ケ城を一周する。※歩数23837歩 写真332枚 523MB 動画28本 988MB
新宮駅から徒歩5分で浮島の森に着いた。日本最大の浮島。名前とおり、沼地に浮かぶ泥炭でできた島で、昔は大風が吹いたり強く足踏みすると島全体が揺れたというが、いまは沼地の底に座礁し浮遊・移動することはなくなった。
暖地寒地両方の植物が混生し、高緯度高層湿地に生育するオオミズゴケも見られ、植物学的に極めて珍しい植物群落だ。正式名称は「新宮藺沢浮島植物群落」で国指定の天然記念物。
熊野速玉大社大社境内には誰もいなくて静かだった。 小鳥のさえずりが聞こえ、清逸な雰囲気が漂う。神主さんが朝のお勤めを始める。巫女さんが庭を掃き欄干を手拭きしている。初詣客を迎える準備に忙しそうだ。声を掛けて聞くと、今年の参拝客数は約18万人だったそうだ。
やがて観光バスが着き、人々の喧騒に包まれるが10分後にはまた静寂に戻った。熊野本宮大社に比べると社殿は小さかった。神社境内は、那智大社もそうだったが、思っていたほど規模は大きくなかった。
正門の右手に駐車場があり、その一角が佐藤春夫記念館になっていた。佐藤春夫が住んでいた場所だそうだ。戦後、生まれ故郷に戻ったとき、東京の自宅を移築したのだという。