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弥勒菩薩坐像

広陵町南郷は室町時代に形成された環濠集落である。地方豪族の南郷氏の居館だった南郷城址が残っている。その近くの熊野三柱神社の一角に小さな祠がある。中を覗くと、弥勒菩薩を彫った石仏が安置されていた。案内板によれば、永治二年(1142)の刻銘があるというが風化して判読できない。平安時代の数少ない石仏で、奈良県内最古の在銘石仏として貴重なものだという。

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2012

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