薬師寺~平城京~東大寺を見学した。小中高生の頃に訪ねた記憶は定かではない。その頃は歴史遺産に興味はなかった。考えてみれば、いずれも世界遺産である。日本と日本人が世界に誇れる文化遺産である。ふるさと再発見の旅をしていきたい。
薬師寺から平城京を経由して東大寺まで8km弱、徒歩で2時間もかからない。京都でいえば嵐山から御所までの距離と同じくらいである。交通機関がない時代、徒歩で行動できる範囲内に収まっている。のんびり歩いて古代人の目線で思いをめぐらすのもいいものだ。
東大寺のあとは二月堂を訪ねた。本行が3月1日から2週間にわたって行われる修二会(お水取り・お松明)が有名である。もとは旧暦2月1日から行われていた。2月に修する法会という意味で修二会と呼ばれるようになった。752年から一度も途絶えることなく続けられ、「不退の行法」とも呼ばれる。
二月堂からの眺めがすばらしい。「天平の甍」を目の当たりにできる。雲が多かったが、雲を貫く夕日が印象に残った。