源氏山公園
北鎌倉駅から浄智寺に沿った道を歩く。やがて山道になり情けなくも息が切れる。10分くらいで視界が広がる公園に着く。誰もいない東屋でしばし休憩。青い空が広がり、初冬の清々しい空気に満ちていた。源氏山公園だと思っていたら、通りかかった公園案内人の人が、「左手に下っていったところですよ。ここより気温が2度高く、鎌倉で一番暖かいところです」と教えてくれた。紅葉は終りだったが、最後の彩りを残している木々が静かに立っていた。葉がすっかり落ちたケヤキの木だろうか、凛として青い空に突き刺さっていた。
由比ガ浜
源氏山から化粧坂を下ると鎌倉駅にでる。古都の雰囲気を壊す車道を避けできるだけ閑静な通りを歩こうとするが土地勘がないため袋小路に迷い込む。かなりの時間をかけてやっと由比が浜に出た。視界がパッと開け、感激する。先ずはトイレに駆け込む(^_^)金曜日の昼間の浜辺は静かだった。穏やかな波の音を聞きながら浜辺ををそぞろ歩く喜びをかみしめた。夕刻が迫ってきた。稲村ヶ崎の左手にきれいな夕日が眺められた。一眼レフを持ってこなかったことを悔やんだ。
江ノ島
腰をおろして休憩したのは一度だけだった。そんなことも忘れて歩き続けた。フッと思い出して万歩計をみたら2万歩になっていた。経過時間は約5時間。自分の歩幅を知らないが、50センチとして10㎞。時速2㎞というところだろう。遠くに江ノ島が見えた。暗い車道沿いを歩く気にはなれないので江ノ電に乗った。江ノ島への橋を渡って左手に坂を登るとイルミネーションの広場をあった。今日はクリスマスなんだと思い出す。プレゼントをもらったような幸せな気分になった。