長年、フラッシュベースの ImageRotator を使ってきたが、スマホ(Android, iPhone, iPadなど)ではフラッシュがサポートされなくなった。代替スクリプトとしてJQueryプラグインの cycle
を採用した。一番軽いcycle.liteを組み込んだ。
<div id="slideshow"> <div id="controls"> <a href="" id="prev" title="前の写真"></a> <a href="" id="next" title="次の写真"></a> </div> <div id="slides"> <a class="fbox" group="img" href="001.jpg"><img src="001.jpg"></a> <a class="fbox" group="img" href="002.jpg"><img src="002.jpg"></a> <a class="fbox" group="img" href="003.jpg"><img src="003.jpg"></a> </div> </div>
写真のポップアップ表示にfancyboxを改変したfbox
を使う。aタグに class="fbox" group="img" を書くだけで良い。リンクテキストまたは画像をクリックすればフルサイズの写真がポップアップ表示される。groupの属性値を変えれば、グループ単位で表示できる。スライドショー表示をデフォールトにした。キーボード←→を押して左右に移動できる。
phpSlideshow
米国カリフォルニア在住のGreg Lawler作のPHPSlideShowを改変して利用している。ライセンスはGPLである。著作権は保持されるが、誰でも改変して頒布することができる。
管理人が改変して日本語化したものがあるので自由にダウンロードして使ってください。
- ダウンロード(myslide.zip)
- zipファイルを解凍して、その中にあるreadme.txtを読んでください。
- 解凍したフォルダの中にあるすべてのファイルを写真ファイル(jpg, gif, png)が入っているフォルダに保存する。
- FTP(またはISPが提供するファイルアップロード機能)を使って、このフォルダの内容すべてをサーバにアップする。
- アップロードしたフォルダのURL(たとえばhttp://example.com/sample/)をブラウザで開くとスライドショーを表示できる。このときに使うファイルは、index.phpとindex.tmplである。
- index.phpのほかに、slide.php および thumb.phpもあるので試すとよい。スライドやサムネイル表示の体裁を変えたいときは、index.tmpl, slide.tmpl, thumb.tmpl の内容を変更する。
- ヘッダーは、heading.txtに書く。
- 表示する写真のファイル名とキャプションは、pics.txtに書く。ファイル名とキャプションの間は ; で区切り、一行にひとつ記述する。キャプションは省略できる。このpics.txtがないときは、フォルダー内のすべてのファイルが表示対象となる。
- サムネイルはフォルダ配下に作ったthumbnailフォルダに保存する。スライド表示だけのときは、thumbnailフォルダはなくてもよい。
- スライド表示の時間間隔やheading.txt, pics.txtなどのファイル名・場所を変えるときは、index.php, slide.php, thumb.phpを修正する。
Sample
ご自由にカストマイズして使ってください。完全ではないが、不特定多数の人が勝手にダウンロードできないように保護することもできます。Sampleでは、JavaScript (photo-site.js) を使っている。
----書きかけ----AlexKing's Photos
オリジナルの写真をMySQLデータベースを使って整理するツールhttp://alexking.org/projects/photos/
Wordpressの開発者として著名なAlex Kingが開発したソフトで、カメラの撮影情報Exifを取り込んで、オリジナルの写真データベースを管理できる。FlickrやPicasaが普及する前に、Webベースで使えるように開発された。Flickrなどのサービスを利用しないで、すべての写真を自分が管理できるサーバ/データベースに保存して、写真一覧を管理したいときに使うとよい。一枚一枚の写真を撮影順に保存し、検索キーワードやメモを追加して管理したい人向けである。
Photosは、いわばデジタル写真のWeb貯蔵庫、保管庫である。サムネールを自動で作成してくれるが、アルバムやスライド作成用ではない。写真の属性データをもとに管理している。活用するためには、撮影場所、日時、テーマなどを自分で入力しておかないと、あとで活用するのがむずかしい。機能が限られ、オールドファッションであるが、そのシンプルなところがよい。プログラムもコンパクトで500KB強にすぎない。最新版は2004年8月のバージョン4.1である。
Gallery
メンバー登録すればだれでも写真をアップロードでき、複数のアルバムとして保存できる。
Sample
写真一覧やスライドショーを自動的に作成してくれる。FlickrやPicasa2と類似の機能が組み込まれている。サードパーティの写真印刷会社とのAPIもあるが、残念ながらドイツと英語圏向けしかない。
※印刷提携Web: Fotokasten.de、PhotoWorks.com、Shutterfly.com
友人・知人がメンバーとなって、思い思いに写真をアップロドして仲間内で共有するのにいい。アルバム作成で必要と思われるほとんどの機能が用意されている。アルバムの外観や写真の枠、表示項目やナビゲーションなども標準のものがいくつか用意され、自分好みのスタイル、配置にカストマイズできる。
プライベートな写真を仲間内で共有したいが、不特定多数の人には見られたくないという人にはお勧めである。 自分が作成したアルバムすべて、アルバムの一部、個別の写真ごとに「公開・非公開」の設定ができる。利用者のグルーピングができ、特定グループに属しているユーザの閲覧権限の設定もできる。また、アルバム・写真ごとにパスワード保護もできるのがいい。
【設置方法】
http://gallery.menalto.com/ を参照。ダウンロードはこちらから。最新版 gallery-2.2.3 のFull version はzip形式で18MB、展開すると40MB以上ある。一般的には、Minimal 6.1MB, Typical 9.6MB で十分であろう。必要に応じてプラグインを追加すればよい。Fullでは機能が多すぎて混乱するかもしれない。たとえば、写真ファイルのアップロード方法だけでも10種類ある。※BluehostサーバのFantasticaを使えばボタン一つで設置できる。
【写真のアップロード】
一枚ずつタイトルや説明をつけてアップロードするときは、ブラウザを使う。一ファイルは2MB以内で、複数ファイルを同時にアップロードするときの最大サイズは8MBに制限される。
Webにあるフォルダからインポートしたり、直接URLを指定してリンクしたりすることができる。
複数ファイルを同時にアップロードするときは、アップロードアプレットを使う。パソコンにあるファイルをドラグ&ドロップで追加することができる。Java起動に時間が少々かかるのが難点かな。高性能のマシンをお勧めする。
写真の縮小や回転などの処理にImageMagick, Jpegtranなどの外部ソフトを使用している。利用しているサーバにインストールされている必要がある。ない場合は、Gallery Remote (GR)をダウンロードしてクライアント側で処理をしてアップロードする。サーバに負荷をかけないためにも、GRを使うほうがよい。GRにはImageMagickもバンドルされているが、動かないときは最新版をダウンロードする。