戦後教育の変遷

~戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 未来への選択 ▽第5回~

あまねく平等な教育を、と始まった戦後教育。高度成長期の"詰め込み教育"から"ゆとり教育"へ。そして、再び学力向上への転換。戦後教育の変遷を関係者の証言でたどる。

GHQの下でスタートした戦後日本の民主主義教育。中学が新たに義務教育になり、国民の教育水準は飛躍的に向上する。一方で"詰め込み教育"は落ちこぼれや無気力、校内暴力などの問題を生み、80年代以降"ゆとり教育"へと転換する。しかし、学力や国際競争力の低下を危惧する声が高まり、再び学習内容拡大へとかじを切り直した。その間、日本の公教育予算の対GDP比は下がり、現在OECD参加国の中で最低レベルに。戦後教育の変遷を、文部官僚、教師などの証言をもとにたどっていく。

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