八ヶ岳南麓は2010年から毎年訪れているが野辺山より先へ行ったことはない。野辺山は三度途中下車し、滝沢牧場周辺を歩いたこともあるので、今回は清里駅周辺を再度歩いた。
駅近くの観光案内地図を見ると「森林浴公園」というのが目に付いたのでその方向に歩いた。入口から沢沿いの道に出て気づいた。前に来たことがある。GPSmapで調べると、前回は駅から東に向かってUターンするように駅南の地帯を歩き、偶然この沢に沿った公園にきたようだ。
沢を下り左岸に渡って少し登ると公園の東側の入口になる。前回とは逆のコースを歩いていることに気づく。公園を東に抜けると住宅街になることを思い出したので、その道を避け右岸をさらに下ることにした。草に覆われていたが、かすかな道跡があった。やがて右手(西側)に登る道に出た。森から抜け出て、突然視界が拡がった。
牧草地のような丘があり、八ヶ岳を遠望できる場所だった。右手に登ると廃屋のような建物があった。歩道の角に「花子とアンのロケ地 120m」の立て看板があった。先ほど見たのがロケ地の「野草の丘」だった。引き返して写真を数枚撮った。
南に向かう道らしき道があったので歩いた。八ヶ岳少年自然の家の裏道だった。行き止まりになったので草を分けて体育館の横道から、自然の家の敷地に出た。広い駐車場がありバスから降りてくる少年たちと彼らを誘導する先生たちに会った。時刻は9時半を過ぎていた。
清里の街は人工の都会で、高原の町を気取った建物ばかりなので興味がない。次の電車に乗って甲斐小泉に移動することにした。
甲斐小泉から三分一湧水、信玄棒道を経て小淵沢まで歩く。12キロの道のりだった。