小田急・大和駅から一周、約6km 歩数計15,298 地図: http://goo.gl/zdMeG5
気温30度を超える真夏日だった。日差しが強く汗ばむ。大和駅からまっすぐ西へ広い歩道が延びている。地下にもぐっている相鉄線の真上で、10分ほど歩き信号を渡ると相鉄線が見える。それを左にみて緩やかに下るとふれあいの森入り口である。
相模湾に流れ込む引地川沿いに豊かな自然が残されている。木々が強い日差しをさえぎってくれる。心地よい散歩道が続いている。南側に広大な厚木基地(海上自衛隊厚木航空基地)があり、3年前にきたときは戦闘機や輸送機の轟音が聞こえ静寂を破ったが、今回はまったく発着がなく静かだった。
東西に走る相鉄線を背に北へ5分も歩けば電車の音も聞こえなくなり、木々の緑と野鳥の声に癒される。さらに5分歩くと東名高速をくぐるトンネルがある。木々と防音壁にさえぎられているため車の騒音は和らぎ、気にならない。
森の西側をながれる引地川沿いの遊歩道の途中でカメラを構える一群がいた。一匹のカワセミが姿を現すのを待ち構えているのだという。1000ミリの望遠レンズを三脚に据えて待つカメラマンもいる。
トンネルを抜け、さらに5分歩くと「自然観察センター しらかしの家」がある。一帯が湿生植物園になっており、この季節の花、菖蒲がきれいだった。よく整備された遊歩道がありアジサイが咲いていた。これからそこかしこにアジサイが咲く季節になる。
しらかしの家を過ぎるとまた高速道をくぐる。246号線の大和厚木バイパスである。うるさいというほどではないが車の騒音が気になるところだ。「展望の丘」という案内板につられて登ったが、厚木街道を走る車の群れを間近に眺めるだけでがっかりした。
車道から離れるとそこが泉の森である。大和駅からゆっくり歩いて30分くらいである。一番近い最寄の駅は南南西の相模大塚で徒歩15分くらいだ。北北東の鶴間駅までは20分ほどである。
森の北端、住宅街に接する場所に吉屋信子の代表作「安宅家の人々」を紹介した案内板があった。そこから東側にあった広大な養豚場が小説の舞台になったそうだ・・・(文字数上限超過)
人面蜘蛛を発見!おどけた笑い顔に見える。蜘蛛ではないのかも知れないが、緑色というのも珍しい。なんだか不思議な生き物だ。
※ハワイ島の森の中に"笑う蜘蛛"がいる。英語名は、happy face spider (正式名称はTheridion Grallator) 別の種だが、泉の森で見つけた蜘蛛も"笑う蜘蛛"といえる。