昨年(2013年2月)はじめて幕山(625m)に登った。山麓に梅林が広がっていたが時期尚早だったので少しずらして行った。バス終点の鍛冶屋から梅林まで山腹を歩いた。
湯河原駅に着くと小雨が降っていた。観光案内所で聞くと、幕山以外のハイキングコースは雪のため閉鎖になっているという。鍛冶屋バス停(終点)で降りれば、住宅街を抜けて幕山公園へ行く道がある。徒歩25分だというのでこの道を歩くことにした。湯河原駅(バス時刻表)から10分ほどで鍛冶屋バス停に着く。目の前に五郎神社があった。
同じバスできた20~30代とおぼしき男女10人ほどのグループが降りた。リーダーらしき人に聞くと、南郷山ハイキングコースを歩くという。雪とぬかるみがあるのでアイゼンも持参している。軽登山靴では無理だという。もう一組、女性ばかり4人のパーティがいた。リーダーは50歳前後で、「大丈夫。たいした道じゃない。」という。リーダーによって山の認識が大きく違う。他の3人は60~70歳とおぼしき女性たちなので危うさを感じた。
雨は止んだがいつまた降りだすか分からない曇天だ。気温が上がっているので雪道は溶けてぬかるみになっているはずだ。そんな道を歩きたくないので、住宅街を抜ける幕山公園への道を歩くことにした。バス停から道なりに緩やかな坂道を上り左手の道に入ると、数分で南郷山ハイキング分岐点につく。ここから10分ほどで「空中散歩館」を通り過ぎる。住宅街を歩くのを避けて上部のみかん畑につづく坂道を上った。眼下に新崎川を挟む盆地が広がる。
標高250m地点で登る道はなくなり山腹を西に向かう。前方に幕山梅林上部の岩壁だ見えた。ちょうど休憩所がある辺りだ。そのまま進もうとしたが山道は途中で途切れてしまった。やむなく新崎川めがけて下ることにした。川沿いの道にでて右手に歩いていくとまもなく幕山公園の東入り口に着く。
天気は曇り。幕山の頂上付近を雲が覆い、もやが罹っている。見ごろを迎えた梅の木もあるが曇天の下では色が映えない。青空を背景にした紅梅の梅の花を撮ることは叶わない。雲が薄くなり明るくなるときを待って写真を撮る。もやの中に浮かび上がる梅の花を撮れる腕はない。まだ全体的には6分咲きくらいだろう。部分的には満開になっているところもある。
時刻はお昼になった。梅林を一望できる場所で、駅前で買った弁当をひろげて一休み。人影はまばらだ。今夜からライトアップが始まる。雨さえ降らなければ写真を撮る条件は同じだ。どこかで時間をつぶし、夕方にまた来てライトアップされた梅の花を鑑賞するのもいい。
JR戸塚7:39~湯河原8:55 (950円)~バス鍛冶屋行き9:00~鍛冶屋09:10
22,735歩+5,374歩+16,294歩