「○○さんじゃないですか?」 掛川城天守の急な階段を下りたところで声をかけられた。「小さかったお嬢さんをおんぶしたxxです。yyさん、zzさんも一緒でした。」
30年前の記憶が蘇ってきた。三次元ソリッド開発グループのメンバーだった。私の送別会を兼ねた小さな旅をした。まだ2歳だった娘を連れて行ったことを思い出した。
まったく偶然の再開だった。彼は奥さんと一緒で、掛川近くにいる娘さんに会いにきた帰りだった。偶然の不思議さに感じ入り、2時間近く昔話に花を咲かせた。