
湯河原駅からバス10分。落合橋で下車する。 島崎藤村ゆかりの宿・伊藤屋の前の橋を渡ってすぐの坂道に2.26事件の舞台となった光風荘がある。さらに坂道を上ると熊野神社がある。その入り口に、東郷平八郎が養生し、周辺の自然を気に入って感謝の文を大倉一族に贈ったことを記念して立てられた碑がある。
熊野神社を下って川沿いの崖の道にでる。谷川の音を聞きながら散策する。道沿いに湯河原にゆかりのある文人が詠んだ俳句や短歌の歌碑がいくつもあり、文人とのかかわりの歴史を学べる。
5分も歩けば視界が開け、万葉公園に着く。その大部分が「独歩の湯」で、大小さまざまな足湯を楽しめる施設になっている。 帰りは谷川に最も近い崖道をたどる。清流の音に癒されながら歩くと、やがて滝が見えてくる。毎年6月にはホタルが飛び交うそうで、「ホタルの里」を謳い文句に町起しをしている。
万葉公園の入り口に湯河原温泉観光協会の建物がある。湯河原ゆかりの文人たち、国木田独歩、夏目漱石、芥川龍之介、島崎藤村、与謝野負債などの紹介が展示されている。東海道線が通っていなかった明治・大正時代は、小田原から徒歩または人力車でやってきたそうだ。
※歩行経路は、Androidスマホの My Tracksを使用して作成した。GPSmapに比べると精度が悪いので、Googleマップで修正した。
より大きな地図で 万葉公園 を表示
