動画の撮影

〔追記 20150803〕動画の撮影には、携帯カメラ(832P)、iPod nano、スマホ(HTC001HT/GL07S)、iPad mini、Victor GC-PX1、Coolpix P310、Canon6Dを使ってきた。

  • 2009~2011の動画は、携帯カメラとiPod nanoで撮影。いずれも640x480 1Mbps
  • 2012~2013 HTC001HT(1280x720 2Mbps)および GC-PX1(1920x1080 25Mbps)
  • 2013~2015 P310(1280x720 8Mbps)およびCanon6D

動画フォーマットは機種ごとにasf, 3gp, mov, mp4と異なっている。2011年まではすべてFLVに変換してWebブラウザで再生できるようにしていたが、スマホではFLVが再生できなくなった。

2012年からmp4/H.264/AACに変換するようにした。これに伴い、スクリプトもJWPlayerからFlowplayerに変更し、PC/スマホ/iPadで再生できるようにしている。Web用ビデオの大きさは960x540 2Mbps(TV録画ビデオは512Kbps)を標準にした。


Wikiで整理した記事を転載する。2007年に書き、新しいビデオカメラを買った2011年11月に追記した。

長女が生まれたときに8mmカメラを買った。部屋を暗くして映写機でスクリーンに映すのが面倒だが、なかなか味わいがあって良かった。三年ほど使ったあとは押入れに眠ったままである。10年後に懐かしくなって映写機を取り出して撮影会をしようとしたら、ハロゲンランプが切れていた。探し回って、やっと新宿のヨドバシカメラで見つけた。いまはもう売っていないかもしれない。フィルムからデジタル化できるようだが一本(3~5分かな)一万円と高い。数十万円の出費は大きいのでそのままにしている。

次女が生まれ海外駐在も決まったときに思い切ってビデオカメラを買った。ソニー8ミリビデオが発表される数年前のことである。人生の棚卸の一環で、愛用品についても棚卸をしよう。この記事は少しずつ調べて書いたが、初代から三代目までのカメラの写真がインターネットで見つからなかった。やっと見つけたのが日本ビクター株式会社のVHS博物館であった。

1983年春に買ったので、同博物館に掲載されているVHS-C 1号機 コンパクトビデオシステム、これはVictor製で、形も違う。「CityJack HR-C3 GZ-S5 (1982)」ではないかと思ったが、これはVictor製で色も形も違う。アメリカでテレビ録画もできるNational製のVHSだったと思う。現物は残っているはずだが、度重なる引越しでどこにあるか不明である。

初代ビデオカメラ(1983年5月頃購入) National NV100 + VZ-C60

松下電器・マックロードGT4 「中村さんちのマックロード」(2006年に調べたWebページ3件は2010時点で削除されていた)、国立科学博物館 産業技術の歴史などの資料を調べなおして、NV100とVZ-C60の組み合わせだと分かった。

VCRレコーダーとアナログビデオカメラが一体化する前のモデルで、初めて家庭用ビデオカメラとして発売されたMacLoadシリーズだった。右肩にカメラ、左肩にVCRレコーダーをぶら下げて撮影。重量感にあふれたプロが使うようなビデオカメラだった。撮影前に、白い被写体で「ホワイトバランス」を調整するのが面倒だった。これを怠ると色合いが変で、にじんだりした。旅に出たときは、「白い被写体」などそうあるものではないので、真っ白のTシャツを着た女房の背中でホワイトバランスを調整したものだ。

PDFカタログに記載されている標準価格はNV100が178000円、VG-C60が208000円だ。たしか秋葉原で割引価格で買ったのだが、それでも30万円以上したと記憶している。当時の大卒初任給が12万円くらいだったので、数か月分の価格、いまだと50~60万円相当の高い買い物だった。

二代目(1987年頃) Victor GR-S55

一体型のVCR!総容量も重量も1/3くらいになった。出張で日本に行ったとき秋葉原で見て、こんなにも小さくなったのかとびっくりした。その場で大枚を叩いて買った。30万円はしたかな?いまは押入れの中に眠っている。テープはS VHS-Cで、撮影時間は一本20分くらいだった。アメリカ時代の旅の記録のほとんどを、このビデオカメラで撮った。大切な家族の記録なので、デジタル化して半永久保存にする予定である。

GR-S55 Compact Video Movie 1987(昭和62) S VHS-C ムービー1号機

  • 本体25万円+アクセサリ類5~6万円
  • テープはS VHS-C(録画20分間)一本2200円

三代目(1996年1月) GR-DV1

はじめて液晶が付いた、パスポートサイズのポケットビデオ!テープもminiDVになった。95年末商戦で安くなって、秋葉原で30万円だったと思う。インターネット検索したらあった!もちろん生産終了だが、当時の最高性能機種だった。ノートPCと同じで、軽くて小さいものを最優先で買った。二回目のアメリカ駐在時代だが、海外を飛び回ることが多い時期だったので重宝した。これとポケットOasisが必需品だった。ノートPCはまだ重かった!

GR-DV1特長
  • CCD総画素数(有効) 1/3型高精度カラーCCD 57万(33万)画素
  • レンズ(35mm換算) F1.6、f=4.5mm~45mm(40.6mm~406mm)
  • ズーム デジタル・最大100(光学10)倍/2スピード
  • 本体質量 約450g 撮影時総質量(テープ、バッテリー、ストラップ等含む) 約520g

四代目(2002年11月?) GR-DVP9

達磨居士が2007年の現在も愛用するのは、GRシリーズ第二世代のモデル(?年発売) デジタル200倍ズーム、SDメモリーがはじめて搭載され、静止画(1600x1200)も撮影できるようになった。テープはGR初代と同じだが、録画時間が70分になった。基本形はそれほど変わらず、価格性能が良くなっている。それでも20数万円だったかな?出張や旅の友として重宝する。いまも現役で使っているが、きれいに撮れる。

GR-DVP9特長

  • ■1/4型CCD 133万画素(動画有効:69万画素、静止画有効:125万画素)
  • ■ 「水平解像度約540本の高精細動画」
  • ■レンズ F1.8光学10倍ズーム/デジタル200倍ズーム
     (f=3.8~38mm/35mm換算:49.0mm~490mm)
  • ■音声信号記録 PCMデジタル記録16bit 2ch(48kHz) ・12bit 4ch(32kHz)
  • ■ 「USB動画転送機能」(ビデオCD作成対応)・「MPEG4動画メモリー」
  • ■本体質量 約350g 撮影時質量 約420g

<参考>

  • 2001年3月 GR-DVP3 68万画素 税別263000円(本体235000+標準アクセサリ28000)
  • 2002年3月 GR-DVP7 102万画素(水平解像度530本) 静止画有効96万画素 店頭価格18万円?

<余談>昔買ったDVの写真を探していたら、楽天オークションでexemode DV572が何点か出品されており落札価格は1万円!新品である。動画5M、静止画12Mでカタログ性能は他機種と遜色なし。昨日は二台一組で出品された。残り時間9時間の時点で1円、入札者がいない!もうひとつはマイクロSDカード1GB付きでやはり一円だが、残り時間3時間で入札者がひとり! http://www.exemode.com/product/dv572.html

五代目 GC-PX1

※2011年11月25日 追記

娘の結婚式で晴れ姿を撮ってやろうと思って、10年ぶりに新しいDVを買った。昨年の次女の結婚式では娘の友人や式場がビデオ撮影するというので、親がしゃしゃり出るものどうかと思って撮らなかった。しかし、第三者が撮ったビデオは記録としてはいいが、私の感性には合わないし、編集することもできない。私自身の視点で撮ったほうが記憶に残るし、あとでいかようにも編集できる楽しみがある。

最新のカメラは10年ほど前に買ったDigital Vodeoではあるが、記録媒体がminiDVテープであきらかに時代遅れとなった。テープの劣化があり、パソコンに取り込んで変換するのも時間がかかって面倒なので使わなくなって久しい。数年前からは一眼レフのシャッター音を楽しみ、動画はiPod nanoあるいは携帯カメラで撮っている。いずれも二年前に買ったが、YouTubeにアップしてパソコンのVGA画面で見るのには十分である。1024フルスクリーンでは映像が粗くなるが、少ないファイルサイズや編集の容易さ、Webでの共有・再生を考えれば、我慢できるものだ。

DV買い替え検討

今年始めに買ったAndroidスマートフォンの動画撮影機能も優れもので、簡易のDVカメラとして十分使える。映像もきれいである。難点は操作性が悪く、手振れがしたり、ズームやパンニングがうまくできないことだ。ズームも2倍程度しかない。目的が違うからDVのようには行かないのは当然だ。

DVは5~6年前から買い替えを考えて何度か家電量販店に見に行ったりネットで調べたりしたことがあった。数あるメーカ製品の中で、やっぱりなじみのあるJVC製のDVに目が行ってしまう。価格ドットコムで見ると、売れ筋のひとつ~GZ-HM670アーバンブラウンが目についた。クチコミ評価もいい。気になる値段は、なんと27000円強だった。機能・性能から見て、滅茶安い!と思った。「これにしよう!」とほぼ決めて量販店で実物を見て触って、店員にも聞いた。

しかし、私の利用目的にそぐわない点があった。動画記録方式が~AVCHDだということだ。これは~JVCに限らずどのメーカ製でも9割方同じだった。数年前にもそれが理由でHDビデオを諦めた経緯がある。私のパソコンでは動画編集や再生ができないからだ。mpg2はおろかフラッシュ動画やmp4にも変換できないし、コピーも9回までしかできない。HD1920/30pだと、Dual Core 1.66GHz, 1GBメモリーのパソコンでは再生できないのは分かっていた。

最近のDV

ほとんどのビデオカメラは~AVCHD規格で、ブルーレイに保存し、大画面の液晶デジタルTVで再生して、高精度映像を楽しむために開発されている。家電メーカやコンテンツ製作者の立場からは、無限にコピーされるのを禁止し、著作権を保護し、大容量記憶のブルーレイや液晶DTV販売を促進する方策を採るのは自然なことだろう。

私は、大容量の高精度映像にはあまり興味がない。自宅の32インチDTVで見ることはない。ノートパソコンかそれに接続した20インチモニターできれいに見れれば十分だ。それよりも自分で動画を切り貼りしてBGMを挿入して自分好みの動画に編集する楽しみ、WebにアップロードしてパソコンでもAndroid、タブレットでも視聴でき、家族や友人たちと共有できるほうを優先する。

こうした利用目的では、一時間10GBも必要とするHD動画は不要だ。第一、私のパソコンでは再生できない。いずれ高性能のパソコンに買い換えるが、それでもWebにアップしてブラウザで再生するには巨大すぎる。アナログTV録画では720x480 mpg2が標準で、サイズは高画質でも一時間1GB程度。それをflvやmp4, 3gpに変換してWeb再生用動画を作成すると、200~300MBになった。精度を気にしないTV番組の録画では、一時間100MB以内に収まる。AVCHD動画では、その100倍の容量になるということだ。ほかの選択がない。

店員に聞いて確認したが、保存再生はBDが前提になっている。もちろんパソコンでの編集・変換・再生を可能にするソフトがあるのだろうが、いろんな制限がありそうだ。第一、10GBの動画の編集は高性能パソコンがあっても嫌気がさしてくる。いったん諦めて店を立ち去ろうとしたとき、異形のカメラが目に入った。デジカメのような格好をしていた。それがGC-PX1だった。

HDハイブリッドカメラ GC-PX1

10年前に初めてデジカメを買ったとき、SonyにするかNikonにするか迷った。結局アメリカで安く手に入ったNikon950にしたのだが、デザインが気に入ったのはSonyのサイバーショット最上位モデルDSC-F505だった。GC-PX1は、それとよく似た形をしていた。並みいるビデオカメラのほとんどが筒型のずんぐりした形だが、GC-PX1は一見するとデジカメのような形をしていた。

動画記録方式がmpeg4/H.264だ!求めていたものに出会った!店員に聞くと、mp4を採用しているのはこれしかないという。選択の余地がないと意思決定も楽だ。あとは機能、性能が満足できるかだ。

  • 撮像素子は1062万画素、内蔵メモリ32GB(高画質3時間)、SDXC64GBも使える。
  • 動画画質は、HD1080/60p(36Mbps), HD1080/60p(24Mbps), HD720/60P(12Mbps), iFrame540/30p(24Mbps)の4種類ある。
  • HD720は、動画サイズが1280x720でパソコンの標準ディスプレイの大きさで、サイズも従来(720x480)の2.67倍で、パソコンとの親和性がある。
  • 10倍光学ズーム、64倍デジタルズームが選択でき、23倍までは画質の劣化がない。
  • 嬉しいのは、秒間60枚の高速連写やハイスピード撮影、微速度撮影(最大99時間)があることだ。撮影の楽しみが増える。
  • 重さは430gで、一眼レフの半分くらいの重さなのがありがたい。旅に出るとパソコン本体と一眼レフの重さが、老体にはずっしりとくる。100gでも荷物を軽くしたくなるものだ。

※コンパクトデジタルカメラ比較 2013年1月31日 Nikon P310 (15800円)購入

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