
鑑真和上が開いた修行道場。元は新田部親王の旧宅地。金堂は弟子の如宝の尽力で8世紀後半に完成したと伝わる。金堂、講堂が天平の息吹を伝える貴重な伽藍となっている。
高校時代に初めて行ったが、自転車だったので電車の駅がどこか不明だった。薬師寺の北側なので尼ヶ辻だと思って下車した。垂仁天皇陵を過ぎたところの踏切を東に渡ったが、これが間違いで道は途切れ、田んぼのあぜ道を横切って歩いた。普通15分くらい(西ノ京からは10分)のところを30分以上も歩くことになってしまった。
世界遺産の金堂(国宝)は平成の大修理できれいになっており、昔見た記憶のなかの金堂とは違っていた。鑑真和上像は開山忌前後の6月5~7日に公開される。
大伽藍や杉の大木を見上げて腰をそらしたらギックリ腰になってしまった。三ヶ月前に兼六園で紅葉を見上げてギクッとしたのとおなじで、すぐ腰を落とし上体を倒して簡易治療した。筋肉が衰えたために腰椎がずれやすくなっているのだろう。